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2017/02/08

タミヤ1/35 M10

タミヤMM350のM10を作ってみました。
今回は製作記はありませんで(最近こういうのが続いておりますが…)、完成画像をずらずら~っと並べてみます。
ギャラリーの方もニフティhomepageが終了してしまったので新規に作らないといけないのですがね…
さて、M10、であります。久しぶりの新しいタミヤのキットとなりますが、相変わらず作りやすく、また、実車の解説が復活しているのかな、一時よりも詳しいものが付くようになったのですね。
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M10は、中期型とのことですが、M4シャーマンの75mm砲の威力不足に悩んでいた米機甲部隊にとっては、救いになったといいます。米陸軍は、駆逐戦車の独立部隊としての集中運用は行わず、必要に応じて、戦闘団へ補助的に配備する運用だったようです。
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搭載した砲は、76.2mmのM7で、砲身長50口径といいますから、M4の75㎜砲よりも威力があったでしょう。
車体はM4A2を採用し、オープントップの回転砲塔を載せています。重いM7とのバランスをとるため、砲塔の後部にカウンターウェイトを搭載したため、独特の砲塔形状となりました。
んでは、続きをご笑覧頂ければ幸いです。
今回の車両のモチーフは、1944年秋からのヒュルトゲンの戦いとしてみました。アルデンヌ戦を控え、独軍の反攻正面からは、やや北に位置する、オランダとドイツの国境地帯に位置する森林だそうです。1944年秋から45年明けまで、この地域では、米機甲部隊とドイツ軍の猛烈な戦いが繰り広げられたといいます(この辺のお話は、高橋慶史氏のラストオブカンプフグルッペに詳しいです)が、アメリカ軍の損耗はドイツ軍のそれを上回ったといいます。
詳細な部隊内容は不明なので、でっち上げですが、マーキングは、この戦いに参加した第893戦車駆逐大隊の所属車両として、車両のウェザリングもハードめにしてみました。
付属するフィギュアも、戦闘中の様子を再現した雰囲気のもので、例によってインジェクションフィギュアとしては、出色の出来といっていいと思います。
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基本塗装は、Mr.カラーのオリーブドラブモデュレーションセットを使用しています。
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左前部のフェンダーは破損した状態とし、車両全体のヤレ感を強調する方向にしました。
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米軍車両につきものの車載品も適当にストックからでっち上げています。
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ヒュルトゲンの杜の戦いの戦場写真を見ると、米機甲部隊には珍しく、樹木での偽装を行っている車両などもあったようで、それだけこの戦闘が容易ではなかったことの表れだと思い、最後まで迷いましたが、採用しませんでした。
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塗装は、モデュレーションセットの最も明るい色を基本塗装の最後に薄く重ね、退色にみえるようにしてみました。
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個人的にM10の姿の好きでないところは、被弾経始を考慮したが故に大きく左右に張り出したフェンダー部分で、相対的に車幅が狭く感じられ、なんかバランスが悪いように見えてしまうところ。
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M10は、後にM10A1というエンジンを換装したタイプも生産されたとのことですが、そちらは、実戦参加はなく、M36が前線に現れてのちも終戦までよく戦ったといいます。
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ウェザリングは、基本塗装後、AKのフィルター塗料と油彩を何度も何度も塗り重ね(そのため、完成まで塗装に掛ってから一か月以上を費やすことになりました…)、気に入らなければ落とし、塗り直し、の作業を繰り返しました。(そのせいもあって、実は基本塗装段階まで製作中の写真があるのですが、やはり、実体を反映していないので、オミットなのです)
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ピグメントの使用はほぼ足回りのみで、最小限。
主には油彩のローアンバー、ネープルスイエロー、オレンジ、青、黒、というところを使い、スミイレ、ウォッシュを行っています。
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OVMは、本来車体と同じオリーブドラブで塗装されているのですが、やはり、模型的な表現として、木部は油彩で仕上げました。
留め具も今回はオミットしています。
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全てのウェザリングを終えてから、最終的にオイル汚れなどを、タミヤエナメルのスモークとオレンジ、及び油彩を使って入れました。
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油彩などで、すでにホコリ汚れを入れてありましたので、車体に使用したピグメントは極く少量を車体の隅に施した程度です。
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砲塔左右のバッグなどは、タミヤの連合軍車両アクセサリーセットのものを使い、それぞれをフィットさせるのに見えない部分を削ったりしています。
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フィギュアのフィットは、装填手がイマイチ。次弾を装填しつつあるところなのですが、おさまらないのですね。とはいえ、砲弾を持つ手、腕の角度、などはもう何の問題もなく、フィギュア苦手の筆者でも形になります。
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3人目の砲手は、照準器を覗き込んでいるポーズなので、背中しか見えません。
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さて、駆け足でしたが、いかがでしたでしょうか。タミヤのM10、確か48ではキット化されていた記憶でしたので、やっと、という感じも強いですが、こうなれば、M36のリニューアルも期待したいところですね。
ちょっとだけ残念なのは、VVSSの構成で、相変わらずリターンスプリングのど真ん中にパーティングラインが走っています。パーツ数も抑えられていて、今回は、転輪のボルトの有無までこだわる点は、進化しているといえそうですが、既に旧タスカのキットで、出来のいいVVSSサスに慣れているところからするとコストとの兼ね合いなのでしょうが、もう一工夫してもらえると嬉しいな、と思いました。
最近は、なかなか新しいキットに食指が伸びないのですが、ほんとに久しぶりにタミヤの新しいキットを作ってみるとやっぱり楽しいなあと思います。3号M型とか、4号D型のリニューアルなんかしてもらえると嬉しさもいや増すなあ、と勝手な空想をするのも楽しいもんではあります。

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