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2017/03/08

1/700 ワスプ その4 完成

アオシマ1/700ワスプ、やっと完成のお披露目であります。今日はただただ完成画像をば、ご笑覧頂ければ幸いです。
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例によって、まずは水線付近から見上げてみます。前回ブログにアップしたあとの作業としては、全体に油彩のバーントアンバー、とmigのラストを使い、スミイレとサビ流れを穏やかに入れてみました。
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今までのところ、艦船にはあえて重いウェザリングを施す必要を感じていませんで、仕上げとしてはあっさりめでしょうかしら。
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艦載機は、出来る限り手元にあったのを作ってみましたが、搭載可能機数の半分ほど、第一次攻撃隊の発艦準備中といった風情ですな。
んでは、以下ずらっと行きますヨン。
ワスプは、当時の表記でいうところのCV-7、条約下の航空母艦で、レンジャー、レキシントン級2隻、ヨークタウン級3隻の余った分で建造されたため、単艦で、基準排水量14,700t、搭載機数はそれでも常用で約80機(ただし、一部は甲板繋止の場合だったといいます)もあり、日本の主力航空母艦並みの航空戦力を擁していました。
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ただ、当時(1930年代末期)にあっては、日本は赤城、加賀、飛龍、蒼龍に鳳翔、龍驤があり、さらに瑞鶴と翔鶴が建造中でしたので、空母の隻数に限ってみれば日米にさほどの差はなかったとも言えるでしょうか。
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ワスプは1936年4月に起工され、1940年4月就役、42年9月、ガダルカナル島への増援部隊を護衛中にイ19潜の魚雷を受け、目立つ戦歴もないまま2年余りの短い生涯を閉じることになるのですが、艦容が良く、長い間インジェクションキットが存在しなかったのがほんとに残念でした。この上は既にヴェテランとなっているエセックス級のリニューアルが待ち遠しいものです。
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キットはとっても素性が良く、各所のキャットウォークも可能な限り再現されていますが、一部の手すりは組立順を誤ったため取り付けられなくなっちゃったので、オミットしています。具体的には右舷後部の飛行甲板直下などで、モールドが、何を意味しているのか、を見誤ったのでした。
艦橋構造物は、随分と気を付けたつもりでしたが、やはり傾いてしまったのが、またまた反省です。
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船体の形状は、航空母艦にしてはあっさりというか、すっきりしています。
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平面形は、見慣れた日本海軍の空母から見るとやっぱり複雑で、艦載機を並べてみると、あまり多くは並びません。艦載機が700より大きいのかもしれませんね。
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米海軍では、専用の偵察機を最後まで使いませんでしたので、爆撃機が、偵察を兼ねました。これは、無線の性能と、搭乗員が複数というのが主な理由だったそうです。日本海軍でも彩雲が登場するまでは97式艦攻が偵察を兼務したそうですが、日本の場合は、巡洋艦などの搭載機が偵察に用いられることの方が多かったようですね。水偵を多く搭載した利根、筑摩などは、開戦時から第一艦隊随伴でしたしね。
実際には、偵察機が発艦してから攻撃隊が発進するまでは数時間程度のタイムラグがあったでしょうから、今回並べたように偵察機としてのSBDが今まさに発艦するところ、その後ろに攻撃隊が準備している、という姿はあまりなかったのかもしれませんが…
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星条旗が半旗みたいな位置になっちゃったのも反省であります。
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仮組時点では気にならなかったのですが、エレベーターが飛行甲板面より気持ち沈んでしまいます。これから作られる方はご注意ください。艦載機が場合によって傾いているのは、あながち自作した車輪の取り付けに問題があったばかりではなくて、制動索のエッチングなどの影響も多少ありますの。
さて、長いことかかりました(その大部分は休止していたものですが…)ワスプですが、やっとこさの完成となりました。思い返してみると、完成した艦船では、航空母艦が一番多いという結果に…
艦船模型を作り始める前は、空母はいわば上がりの艦種で、ずっと上手くなった作ろう、という程度にしか考えていませんでしたが、一方、プラモデルは作んなきゃ上達しませんのも事実、現在では、メーカー純正のエッチングパーツも多く、キット自体も最新のものは、隔世の感があるほど進歩し、作りやすくなっていますから、空母だからと敬遠するのはもったいないですね。
最後に、以前製作したヨークタウンとワスプを並べてみます。
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ヨークタウンは、タミヤのキットに市販のエッチングパーツを使って、ディテールアップしたものでしたが、こうして並べてみると感慨深いですな、これも模型ならでは。
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ともに42年に戦没した2空母、こうして並べてみるとヨークタウンは一回り大きいことが一目瞭然ですね。
ヨークタウン級が、レキシントン級の流れを汲んで、大きな煙突を含む構造物が目立つのに比べると、ワスプの煙突部分は小さく(もっともこれは搭載した缶数が少ないので、当然、そのため、最大船速はワスプの方がずっと遅く約30ノット)、ただ、それ以外は基本的な形状があまり変わっていない印象も。
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煙突の排気の取り回しは、日本の航空母艦よりもすっきりしていたのでしょうか。艦橋構造物は結果として大きくなっていますが、その分格納庫には設計に余裕が出たのではないかしら、と感じますね。
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龍驤や瑞鳳をはじめとして艦橋構造物を飛行甲板上から廃した姿は飛行甲板を広くとることには効果大であったでしょうが、その分格納庫の容積が制限されりした影響も無視できなかったでしょう、日本の空母が、艦容の割に搭載機数に劣り、大戦中盤以降は活躍の機会が失われていったことの要因は数々挙げられているところですが、そもそもの設計思想にも大きな違いがあったことを強く感じさせますね。
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模型に戻りましょうか、ヨークタウン製作時には、たしか塗料は調色して使った記憶でしたが、今回はMr.Hobbyの専用色を使いましたので、ワスプの方が説得力がありそうです、ヨークタウンは機会があれば、一度手を入れてあげたいものです。
ワスプを製作中にフジミからやっと隼鷹と飛鷹が発売になりました。両空母も長い間待ち望まれていたキット化(隼鷹はタミヤから出ていたのがヴェテランながら傑作キットと称されていましたね、でも飛鷹はずっとキットがなかったのでした)です。
ときどき気になった特集の時に購入している艦スぺもタイミングよく隼鷹、飛鷹特集で、へへっ、次作は…、と考えるのが楽しい時間ちゃん。今度こそ水平垂直を真剣に(今まででもでたらめだったわけじゃあないんですけどね)頑張ってみましょう。
毎度の、拙作に長のお付き合いを頂いてありがとうございました。何かの参考にはなっていないと思いますが、反面教師的にでもプラモデルを作ってみようかな、という方が一人でも増えてくれることが願いでありんすよ、身を削って下手を晒しているわけですな(笑)

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