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2017/07/16

ティーガーI 初期型 その2

サイバーティーガーの2回目。タイトルは初期型、といちおう名乗っていますが、実体は、初期、後期のハイブリッドティーガーとするのが正しいでしょうか。

戦争のどんづまりの末期、ライン川も突破され、戦線はドイツ国内、それも東からはソ連軍が、西からは英米連合軍が正に破竹の勢いで侵攻している時期に、驚嘆すべきは、いくつかの、前線から兵員だけとなって引き揚げてきた部隊に車両をあてがっていた事実ですが、そんな中に、フェールマン戦隊と同様に(フェールマン戦隊は、正確にはシュルツェ少佐が率いたのでしたが)、工場か車両置き場に残っていた車両が、整備の上送り出されたものがありました。
今回製作するティーガーIもそんな車両のうちのひとつとしてみたいと思います。
実際は、こうしたいわば型落ちの車両たちは、教育部隊などで新兵の訓練に充てられたり、あらたな装備を施されて再生されたりした(4号戦車の対空戦車化のように)らしいのですが、連合軍の将兵にとっては、やっとやっつけたと思っていたところへ、いずこからともなく重戦車が登場するのは驚き以外の何ものでもなかったことが想像されます。
さて、模型の方は、
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内部をガイアのエルフェンヴァインで塗装し、ラジエター部分を塗り分けておきます(もっとも後から見えるわけではないので、気分だけですけど)
あとは同様に砲塔内部などを塗装して、全体をまずは接着、組み立ててしまいます。

内部は最小限の塗り分けのみ。汚しは省略です。

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操縦手、無線手のハッチのペリスコープは、この段階で塗装して取り付けておきます。開口部とのマッチングがちょっとタイトなのと、ハッチの可動部分が破損しそうな感じですので…
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車長用キューポラの内部は、シンプルですが、クリアパーツでヴィジョンブロックが設えられていますので、塗り分けておきます。いずれもベースに銀を塗って、アクリルのジャーマングレイを上塗りしています。
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ここまで塗装を行ってから、車体と砲塔を組んでいきます。車体は、ドラゴン・サイバーのキットではまず間違いなく車体後部に少しだけ隙間が生じますが、この修正にすり合わせをするよりも、パテで埋めたほうが時短になるので、最低限で、あとは成り行きに任せます。
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砲塔の天板にも隙間が生じます。これは、パーツ自体の精度、というよりも、てんこ盛りキットのせいで、箱に収められている間に歪みが生じてしまっているのが理由ではないかしらんと思います。
次は、各部の細かなパーツやエッチングパーツを取り付けていきますが、エッチングパーツも、この時期のティーガーのキットにはいちおう全部必要なパーツは付属しているのがありがたいですが、個人的には、OVMのクランプは使えません(組めない)し、ゲペックカステンの留め具も説明書のとおり組んでも合いません、ま、仕方のないところです。
まずは、砲塔の予備履帯ホルダーの取っ手から。どのキットでしたかしら、この取っ手がパーツ化されているドラゴン・サイバーのキットもあります(指揮車タイプか中期型だったような気がします…)が、とりあえず、目立つ部分で、ティーガーの定番工作のひとつですね。
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ホルダーに真鍮線を埋め込み立てていきます。真鍮線の曲げ工作には、
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グラブハンドルというこの工具が便利ですが、最近見ないですね。取っ手だけを工作するためのツールで、数千円しますが、長く使えます。プラモデル制作のための工具ってあまり特別なものは必要ないのですが、ニッパーなどの消耗品に加えてときどき、こうした工具を買っておくと便利なことも少なくないです。
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ひととおり工作が終了した状態になりました。車体後部のエッチングのメッシュもきれいな編み目になっていますが、やはりサイズがドンピシャとは行かないところではあります。
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車体前面。
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このあと、もう少しエッチングパーツを追加しています。本来OVMのクランプなどがあるべきところは、その基部か、破損したクランプを取り付けていく予定です。そう、この車両はあくまで工場の片隅に放置されていた型落ちなのですよん、だから、フェンダーもすべてオミットし、ワイアなども外されているのです。ほんとに最小限の装備で、前線に送り出されているわけなのです。
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さて、次回からはいよいよ塗装に取り掛かります。AFVの製作(特に最近のキットのように特別な工作が必要でなく、説明書通りに組めばちゃんと出来上がるという)では、これからが時間がもっとも掛かるところではありますよ。絵描きと同じですね、組立はやっとキャンバスに下書きが出来た、というに過ぎない。ま、そうでない作り方ももちろんアリですが、アタシはやっぱりほどほどに手を入れて塗装をしたい、と思うのであります。

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