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2017/07/31

ティーガーI 初期型その4

ハイブリッドティーガーの4回目。

今日は、迷彩塗装と、フィクションですが、デカール貼りまで終了です。
サンドベースの上に吹く1色目は、緑ですが、いろいろと試した結果、現在は、Mr.カラーの「ただの緑」を使っています。(また変わるかもしれませんけどネ)
ただの緑に、先日作ったベースのサンド色を一滴加えて、緑を吹きます。
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迷彩柄は、中程度からやや細目に、濃淡を付けて、結構いい加減に吹いています。
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出来上がりの迷彩は、やや密な感じのものをイメージしていますが、あまり神経質にならずに吹いていきます。

迷彩柄を吹くときのコツみたいなものがあるとすれば、アタシの場合は、1/35の模型を塗装しているんだ、ということを念頭に置くことでしょうか。ありがちな失敗(アタシの場合)は、1/35の模型を俯瞰で眺めながら、迷彩の柄に必要以上に整合性を持たせてしまうこと。

後期のヤークトパンターなどに見られたような縞模様の迷彩を除いて、実際の戦車の迷彩柄が、すべて破たんなく連続していることはほぼありません。
これは、迷彩柄を吹く(ドイツ軍の場合、大抵の戦車に備え付けられていたコンプレッサーを使って、スプレーガンで、乗員が手ずから塗装をしていました)ときに乗員の手の届く範囲だったり、一度に塗れる範囲だったり、の制約を飛び越えがちなことから生じるもので、出来上がりがきれいな分、逆に1/1としてとらえたときには不自然さが目立つことになるわけですね。
だから、迷彩柄は、車体全体に渡って、連続していたり、吹きそこないのない方が不自然で、特に車体と砲塔との迷彩柄の不連続な状態を産むように吹く、同様に面が変わるところは、あまり連続を意識しない、ということなのです。
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従って、太い線もあれば、細い線もあってもいい、というくらいの意識です。
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それでも全くちぐはぐに吹いてしまうとそれはそれでスポット迷彩みたいになってしまうしかないので、ある程度は、「きれいに」吹いていくことにはなります。
二色目は、茶色です。個人的に、タミヤのレッドブラウンはかなりいい色だと思いますが、最近の好みは、やや赤みの強い茶色。ガイアのロートブラウンは、その意味では、赤みが弱いため、個人的には好きではありませんの。でも、大戦終期に塗装された車両は本来ガイアのロートブラウンくらいの色合いが、らしいような気はします。
この辺は、多分模型的な刷り込みのなせる業のひとつで、ノルマンディー戦のころの迷彩と、バルジの戦い以降の迷彩では、茶色に違いを持たせるのが一般的なところとなっているようですね。
これらは模型的な表現の一部かもしれませんが、迷彩の柄、各色の色合いを見るだけで、いつ頃の車両なのか、見当がつく、というくらいになると、説得力があると言えるわけですな。
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緑と同様にサンドを一滴加えてから吹きます。といってもビンの中に垂らしてはもちろんいけません。混色する場合は、出来る限りカップを使います。
ベース色を気持ち加えるのは、各色の統一性を産むためで、わずかなことですし、実際どの程度違いがあるのかしらん?という程度ですが、それでも、なんとなくビン生を吹くのに比べれば、彩度に違いが生まれるように感じます。
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サンドに緑と茶を乗せて三色迷彩を吹くとき、三色目となる色を吹く場所を開けておかなくてはなりません。いい意味で慣れてくると、大体の見当で吹いてしまいます(今回もそれです)が、慣れないうちは、塗装なんて何度でも(極端に言えば)やり直しが利くんだから、とおおらかに考えて、吹いてみるといいです。キットの塗装図は、なにもないところから吹くのに比べれば、ありがたいものですが、その通りに吹こうとするとそれはそれでなかなか難しさもありますしね。左側しか絵がないときに右をどうするか?こりゃあもう心の眼に依るしかないのですね。
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今回、末期の車両がモチーフなので、もっとも極端に行こうと思えば、茶に替えてオキサイドレッドを吹く、というのもアリだったかもしれない、と今この記事を書きながら気づきました。
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末期には、塗料自体も不足し、一時エルフェンヴァイン(車内色として用いられた白)を省略して、オキサイドレッドで出荷された車両もあったりしました。終盤の防錆塗装には、グレイ系のものもあったといいますし、パンツァーグレイを用いた迷彩を施された車両もありました。なんかそうなるともう何でもあり、という状態だったのかもしれませんが、時代考証を多少は意識して模型を作る場合には、やはりそれなりに資料に当たることも必要になります。考証、というと敬遠されるケースが多いのかもしれませんが、全く考証を考えない、としたら、それはそれで、出来るだけありうべき模型を作るという愉しみも得られないような気がします。ほどほど、にね。
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迷彩を吹き終えて、デカールを貼りました。「6」というのは、なかなか見ないターレットナンバーですが、どのみちフィクションの車両であります故、見映え優先ですの。
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左右で鉄十字のマークの位置が異なるのには、ちゃんと理由があります。左側は、本来ワイアが取り付けられるので、これを避けて、下に寄せて描かれました。右はそういった制約がないので、上に寄っているわけですね。
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消火器は、別に塗装し、H.stone製の(いつもの)デカールを貼っておきます。Mr.Hobbyのマークソフターでは、H.stoneのデカールはなかなかなじんでくれませんので、タミヤのアクリル溶剤を筆で塗布して、なじませます。Mr.Hobbyの水性塗料の溶剤は、マークソフターに代わる軟化剤の一番手ですが、タミヤのアクリル溶剤は、それよりも穏やかな効き目で、デカールが溶けちゃったりしにくいのがgood。
最後に、予備履帯など小物を塗り分けて、終了です。
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鉄部の塗装には、Mr.カラーのダークアイアンを使いました。
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では、今日はここまで。次回は足回りの塗装に掛かります。まだまだ道半ばでありんすよ。

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