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2017/09/18

ティーガーI 初期型その6

ずいぶん寄り道をしてしまいましたが、ティーガーI 初期型(正確には末期のハイブリッドでありまするが…)の続きでありんすよ。

前回履帯を組み付けたところまででしたが、今日はその続き。
組付けた履帯を転輪と接着し、固定です。
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しっかりと固定するために、接着剤を塗布後もう一度ティッシュで固定します。
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長めに乾燥時間を取って、ティッシュを外した図。
転輪も履帯も塗装してからの接着ですので、しっかりと固定して乾燥時間をとりました。
これで、一応組立作業はひととおり終わりとなります。
これから後はエイジングとウェザリングの工程ちゃん。
よく言われるように、手順として、仕方ないので(整理のため)段階を踏んでいるように書いていますが、実際は、行ったり戻ったり、で、ここからが何々、ときれいに区切って作業ができるわけではありません。
ま、口上はほどほどにして、続きをば、ご笑覧頂くことにしませうか。

今回は、可能な限り、油彩を使ってみます。

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使う油彩の主なものは、毎度のネープルスイエロー、白、バフ、バーントアンバー、青、オレンジ、黄、緑(は明暗2種類)、黒、といったところ。
バーントアンバーと黒は主にスミイレに。
青、緑は、フィルター風に。その他は、いわゆるドっティングに使います。
これも名前なんて本来どうでもいいものなのですが、現在では一応市民権を得た呼び方なのかしらね、そもそもは、ヨーロッパのモデラーのように塗ってみたい、と思ったところから始まったもの。
であります故、その呼び方に倣っているだけのことなのです。
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緑と青は、薄ーくして、基本色のサンド以外のところに塗っていきます。基本色のサンドは、それでなくても完成に向けて明度が落ちる一方の色なので、できるだけ暗くしないように心がけます。
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写真ではなかなかわかりづらいですが、緑と青を置いた後の姿。薄ーくした油彩を乾かし、乾かし、しながら重ねていきます。写真は一枚ですが、この間油彩の乾燥時間をとりながらかなり時間を掛けています。
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久しぶりに、今回は、ダメージを入れてみることにしました。もっと早い断簡でこの作業をしても構わないのですが、そもそもOVMなし、クランプなど留め具も脱落している、という車両なので、歴戦の生き残り、を強調してやります。
作業は簡単で、小口径の弾痕は、ピンバイスでちょっと穿ち(模型的には、ね、実際は圧延鋼板に小銃弾ごときでは、塗装にキズを付けるのが精いっぱいだろうと思います)、連合軍の75mm程度の徹甲弾痕は、小さめのビットを使い、リューターで凹ませ、周囲をパテで気持ち盛っておきます。
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触れていなかったかもしれませんが、ゲペックカステンは、このために内部からリューターで薄削りしてありました。ところどころに弾痕の穴を開けます。
車体前面の弾痕は、命中時にライトが破損した、という設定にして、コードを切断して曲げておきます。
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さて、ここまでやったら、また油彩の塗装に戻ります。
車体全体に、ドっティング(油彩を点づけしたあとで、溶剤を含ませた筆で流しぼかす)で、退色とホコリ汚れなのか、雨の流れた跡なのか、どうとでもとれるようにしていきます。
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これを例えばネープルスイエロー単色で行うと、ただの空気感表現と同じで、平板になってしまい面白くありません。ので、適当な色を使い、あとは偶然に任せます。
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写真の前面装甲板右が施工後。分かりやすいように画像の明度を落としています。個人的な好みで、こういう表現の効果は、できるだけ抑えめの方が好きです。
雨だれを強調するのもあまり好きではありません。特に錆の流れ出した跡、というのは、好きではないのです。
赤さびが雨だれになるのは、OVMのクランプなど普通の鉄部分が主。
今回、チッピングはやや激しめに施しましたが、普段、アタシは錆の雨だれはそういう理由でほとんど入れていません。
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さて、全体にドっティングを施した姿が上の写真。ふーむよく分かんないですね、そんな程度なのです。
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続いてチッピングの作業です。そうそうキズだらけの戦車ってどうよ?というところなのですが、これは近づいて戦車を見た写真では、やっぱりかなり傷んではいます。1/35の模型に施すと、それは、どうしても大げさになってしまいますが、模型的表現と割り切ります(つまり、アタシの個人的な好みでは、錆流れを表現した雨だれは控えめに、キズ入れであるチッピングはやや大げさに、というところになるわけです、あくまで個人的な好み、ですよん)
チッピングに使うのは、ファレホのバフとダークラスト、今回の車両では、ジャーマングレイを隠し味にしました。
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被弾痕には、B4の鉛筆を使い、鈍い金属の地を入れますが、すぐ落ちちゃうので、完成までに何度か入れなおすことにします。
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排気管には盛大に色を置いておきます。ここは最終的にはピグメントで仕上げをします。
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各部のここまでの様子です。
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次いで、油彩で控えめにドライブラシを入れていきました。
この作業で、スミイレが薄れるので、ところどころスミイレもやり直していきます。
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履帯は、メタルカラーのダークアイアンで塗装してありますので、これを活かす方向で。
ピグメントをアクリル溶剤に溶いて、3色くらいを置いていきます。
普段、粉のままピグメントを使うのが普通なのですが、そうするとどうしても置く場所が汚れる。
溶きピグメントにすることで多少は緩和できるのではないかしらん、という試みです。
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乾燥してみると、やっぱりちょっと物足りない風情ですね。履帯の接地面は作業を省略していますが、(同じ理由で車体底面も今回はパス、ま、底面はもともとやったりやらなかったりですが…)見える範囲はやっぱり粉ピグメントの方が実感があるような気がします。
さて、いよいよ次回はフィニッシュと相成りますか…

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