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2017/12/16

デュースアンドハーフ その2

タミヤの組立説明書の記載に依れば、正式名称は、GMC CCKW-353ということになるようです(この後にwith Open Cabと続く)が、ま、とにもかくにも81万台もの車両が生産されたという傑作でありました。


前回も少し書きましたが、アタシは、何故かこのなんということもないトラックが好きで、ただキットのまま完成するのが、面白くなく、折角なので、と幌を掛けた姿にしてみたかったのでした。

製作記としては不十分ですが、基本塗装後、主にピグメントでのウェザリングを行い、フィニッシュしましたので、お披露目でありんすよ。

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フロントに鎖で固定した自転車は、奥川氏製作のDIORAMA WORLDに掲載されているディオラマに登場するGMCへのオマージュであります。(ま、個人的に大好きな作品なので雰囲気の一部でも真似したかっただけなのですが…ね)
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普段作るシャーマンなど連合軍戦車とは異なって、ドライバーや、車両固有の荷物は、ボンネット周りに集中していますが、これらはやはり米軍車両ならでは、で、ヘビーデューティーさの演出となります。
以下、完成画像をば、例によって並べてみますので、ご笑覧ください。

デュースアンドハーフ(正確にはDeuce and a halfと「ア」が付くのかな)は、文字通りの2.5t積みトラックで、意外にもオペルブリッツの方が沢山積めるのですね(ブリッツは3t積み)。

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ソフトスキン、トラックでは、「何を積むか」「積まないか」は、他との差別化につながり、作品の幅を広げてくれる重要な要素だと思うのですが、これがなんとも悩ましいのは、1/35というスケールの下で実現できる積載物というものにそもそも限りがあるからなのですね。
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例えば、ドラム缶を満載してみる、これは、まあドラム缶というアイテムが米独様々にインジェクションキットになっていますので、一番実現性が高い。
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ただ、空のドラム缶でない限り、相当な重量になるため、足回りを工作して、重みの分シャシーを沈ませたりしないと説得力に欠ける。
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ジェリカンを満載した姿、というのにも惹かれますが、米独混合しても、相当数のジェリカンが必要になるので、お大尽モデリングが可能でないと、財布に厳しすぎます(笑)現在では様々なメーカーからジェリカンもキット化されていますが、必要量を満たすには相当費用がかかる。というわけでちょっと気軽に再現はできかねます。
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木箱なんかも同様で、弾薬箱にせよ何にせよ、満載するには、やはり費用が問題。
木箱は、プラ材である程度自作することも可能ですが(そして、多分一番コストパフォーマンスに優れる)、腕も必要になる…
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そうなるとね、もっともらしくてまとまった追加工作としては、荷台に幌を掛けちゃうのが手っ取り早い、わけですが、実は、まともな幌のパーツが付属しているソフトスキンのキットって、思うより少ないのですな。
やや大げさにいえば、アタシ自身、もう十数年に渡って、このキット用の幌のアフターパーツを探し求めているのですが、未だに、入手可能なパーツに出会えていない。
実車の写真をみると、幌にはヴァリエーションがあって、かなり厚めでしっかりとしたものから、なんかシートを掛けただけのように見えるものまで、見受けられます。
今回は、その半ばくらいのイメージで、とにかく一度形にしてみよう、という製作でしたが、結論からいうと、やはりエポキシパテで、ちょっと厚めに掛けた方がこのトラックには似合いそうです。
前後の、皺のまとまり(ランダムな感じ)が、今ひとつなのと、車内側へ巻き込んでいる厚みの分の再現に不満が残る結果となりました、残念。

すごい極端な露出にしていますが、車内には、地図や、ピンナップを配しました。ピンナップは、リアリティ・イン・スケールのもので、1セットに何酒類かがあって、便利です。
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見えますでしょうか?
今回は極端なウォッシュなどは行わず、ドライブラシとピグメントでホコリっぽさを再現するに留めました。
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自転車はタミヤ製。その他の装備品は、ストックにあったものと自作のもの。
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「レッドボール急行」と呼ばれた輸送作戦が象徴するように、兵站を支えたトラックでしたが、それでも、伸び切った戦線を維持することが難しかったことは史実が物語っていますね。
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ミラーは、十数年の間に紛失してしまいましたので、今回自作してデッチアップ。
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やや消化不良の感無きにしも非ずですが、実は、再作中の写真にちらっと見えていたようにもう一つキットを持っているのですね、遠からず、再挑戦してみたいモチーフではあります。

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コメント

完成おめでとうございます。
幌の支柱部分の垂れた塩梅がいいですね!
車内の地図は芸が細かくてリアル感が増す演出だと思います。
タイヤの汚しが適度でいいです。自分はピグメントは盛りすぎてしまう傾向がありますので参考にさせていただきます。

投稿: hajime | 2017/12/16 16:28

こんにちは。ありがとうございます、いやいやお恥ずかしい限りです。私はパテを上手く使うのが苦手で…、ただ、トラックのキットって幌のパーツがついていないのも少なくないですよね、このキット用の幌って売れると思うんですけど(笑)。
ウェザリングとかエイジングについては、これまで色々と試行錯誤をしてきましたが、結局、模型としてみたときには、やり過ぎよりは、ちょっと足りないくらいの方が見映えるのかな、と最近は思っています。

投稿: moppu | 2017/12/16 18:02

 先日お買い上げになった、サンダーモデル 1/35 スキャンメルパイオニア戦車運搬車のラジエターパーツに不具合があったそうで代替えパーツが届いていますので、時間のある時にお立ち寄りください。

投稿: モケモケ | 2017/12/22 16:05

店長、ありがとうございます。近日中に伺います。

投稿: moppu | 2017/12/24 18:54

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