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2018/04/13

八九式中戦車乙型 その4~完成

もう、忘却の彼方に沈んで久しかったファインモールド製AM誌付きキットの八九式乙型であります。

九七式、九五式のところで触れましたが、今回、ずーっと放置してあったこれも、塗装を行って、完成ちゃんでありますの。
な、なんと前回の記事は2011年1月のことでありましたぞな、いやいや7年…
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当時組み終えていた状態が上の写真でありんした。
ま、プラモデルの作りかけは、7年くらいは放置してあっても全然平気、という実例でありんすな(笑)
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塗装作業の詳細は、九七式と全く同じであります。クレオスの日本陸軍戦車迷彩色セットの前・後期ともに使い、筆塗りと、エアブラシを併用して基本塗装を行っています。
では、今日は、完成画像まで、ずぃーっとお付き合いのほどをば。

アタシ自身、旧陸軍の戦車って、知識もないですし、ドイツのそれに比べると全く分かりません(ま、ヘンな話ではありまする)。八九式の乙型というからには当然甲型もあるはずですが、その違いは分かんないですの。ちなみに甲型は通常キットとして販売されていると思います。

日本軍の兵器は、皇紀で型式が決まっていますので、八九式というとやや古い部類に属するのは分かります。皇紀の末尾2桁の数字を型式名称として用いたのですね。
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例の黄帯は、最初筆で描いたものは、ちょっと細すぎて、イメージがヘン。
で、黄帯は、何度か色を乗せていったのですが、最終的には、だいぶ幅広になりました。
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油彩を使ってのスミイレと、ドライブラシ、ファレホでのチッピングや傷の描き込み。こうした部分は、普段と同じですが、ドイツ軍車両のサンド系に比べると、緑と茶の迷彩は、割と明るめに調色して塗装しないと、明度、彩度ともに下がり過ぎて、面白くない塗装になってしまいがちです。
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そうなった場合の明度や彩度の復旧は、実に困難、というか個人的には不可能で、そのため、基本色で明るめに、彩度を持たせて塗装する訳です。
エナメル塗料でのフィルター掛けも、色の深みだったり、文字通りのフィルターが掛かっているような効果は得られるにしても、明度、彩度ともに維持することはできません(個人的な経験の内では、できない、と言い切ってしまいますが…)
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付属の軟質プラ製ベルト式履帯は、接着も塗装も十分。7年経っていてもちぎれたり接着面が剥がれたり、ということはありませんでした。
車体側、履帯、それぞれの油彩と、ピグメント作業が一段落したところで、履帯を組み付けます。
基本的には、履帯は、そのままではぱっつんぱっつんですので、転輪部分で接着し、少しだけ弛みを付けてあげたのですが、上部転輪の幅と履帯の勘合がいまひとつで、最終的に車体左側の履帯は、上側転輪に接着していません。履帯そのものには多少癖が付きましたので、ま、一応これでフィニッシュとしてみます。
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履帯の組み付け終わりの図。
さらに油彩での作業を追加していき、最後に、ピグメントや鉛筆での作業を行います。
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基本塗装の塗装面に、様々な色をほんの少しずつ使い、塗装面の情報量を増やしてあげること、に気を付けます。
油彩にしろエナメルにしろ、ピグメントにしろ、最終的な段階では、面相筆程度の細い筆でもって、作業を行っていきますが、場合によっては、より太めの筆で一気に洗ったりします(拭き取りません)、ピグメントでの作業を行っているときは(実際の手順で言うと、スミイレと大まかなピグメント乗せ、の後では、同時に進めていくことが多いですかな、ピグメントの上に油彩を乗せたり、油彩の上にピグメントをまぶしたり、払ったり、また油彩を染み込ませたり、という作業を、手と目が許す範囲で何度か行いますの)
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最終的な完成画像であります。
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今回、ピグメントでのウェザリングは、最近のマイブームである「控えめ」から、ちょっと重めにしてみました。
但し、足回りに合わせて、車体上部にもピグメントをまぶしていくと、こりゃあ全体がホコリ色になっちゃって(=平板になる=せっかく使った油彩の効果がほとんど失われてしまい、色の情報量が少なくなる=印象が弱くなる)、いけませんので、実際とは、違いますが、それを承知の上で、車体上側のウェザリングは控えます。
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主砲、車体前方機銃は、ともにキットのデフォルトでは可動ですが、主砲は金属に交換した関係で、重みに耐えきれずに俯いてしまうことから、固定しました。また、車体前方機銃は、7年の間に写真の位置で固定されちゃいましたので、もう動かすことができず、やや残念。
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砲塔後部の機銃は、外して、機銃架に乗せてみます。
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残念なことにデカールが死んでしまっていましたので、一部筆塗りで仕上げ、トータルの迷彩柄と合わせて、フィクションでありますの。
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尾ソリ上の荷物は、エポキシパテとプラ材ででっち上げました。
八九式の記号的なものとして、ここに荷物があるのとないのとでは、視覚的にずいぶんと印象が違ってきます。
今でも販売されているかどうか、不明なのですが、モデルカステンから、この荷物の別売りキットも出ていましたっけ。
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製造銘板は、デカールを使いましたが、そのままの方がよかった…
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OVMは、陸軍カーキで塗装し、木部は、ファレホでサンド系に塗った後、油彩のバーントシェンナで木部風に仕上げました。
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排気管周りはサビ色で。機関部は、複数回油彩でフィルター風に色を乗せています。
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尾ソリ本体の接地側は、派手に汚しておきます。金属質の再現には、塗料の銀を使うと目立ちすぎるので、鉛筆を使います。荷物を固定しているロープは、木綿のミシン糸を使いました。
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荷物の別角度。尾ソリがなかなかいい味の車両ですね。
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砲塔上面も、あまりしつこいウェザリングは控えました。本来(実車では)足回りがこれだけ汚れていれば、一面ホコリに覆われている風情ですが、ま、ディオラマではなく単品での製作ですからね、抵抗がありまする。
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足回りは、激しめに(笑)
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ピグメントは、明るい泥色、明るいサンド系、明るいグレイ系、とサビ色、黒、を使い、3~4回は、払ったり乗せたり、を繰り返しました。
履板の接地面は、最終的に鉛筆で金属感を入れておきます。
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おまけ。車体の下面ですの。ここは、練習を兼ねてのもの。

さて、日本陸軍戦車3台、やっとこさの完成であります。次は何を…なんか久しぶりに飛行機や船を作りたいな…

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