マーダー II D 製作記

building Alan MarderII D pak36(r) with K-59
(model built by moppu, modelling planned by mitsu)

75mm pak、76.2mmロシアンpakを搭載した対戦車自走砲にはマーダーシリーズとして各種のキットがありますが、2号戦車D型にpak36(r)を搭載したマーダーII D型をK-59のレジン製ディテールアップパーツを使用して製作しました。
製作は2008年。
同車両には戦闘室後部にヴァリエーションがありますが、エデュアルドのエッチングパーツを使用して、メッシュ状のフレームになっている車両を作ってみました。

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組立

まずはボディの仮組み、から始めました。
アランのキットはインジェクションキットとしては唯一の存在。
貴重なキットですが、やはり細部は手を入れてやりたい内容のものですネ。
戦闘室後部はキットのパーツを切除してメッシュのエッチングパーツに置き換えます。

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K-59のパーツはpak36(r)の主要部分、非常に繊細なパーツでため息がでます。
防盾部の薄さは見事としかいいようがありません、どうやって作っているんでしょう。
パーツの歪みもほとんどなく、ですが、わずかに揺架が反っていましたので、湯煎して修正しています。

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pak36(r)部分も仮組しながら全体の按配を見ます。
砲を搭載するに際しての注意点は車体との水平をきちんと出すことにありました。
防盾の下端と車体側面装甲板の上辺が平行になるようにします、最終的に砲架の下にプラペーパーでスペーサーをかませて調整しました。

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キットの起動輪はボルトの位置が正しくありませんでしたので植え直しました。
転輪、履帯はモデルカステンを使用します。
戦闘室内部は資料がなくて詳細が不明でしたが、弾薬ケースはキットのものはどうにも?でしたので、タミヤのマーダーからパーツを移植しています。
細かなディテールはエデュアルドのエッチングパーツを使用しました。

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後部は切除し、エッチングのフェンス様のパーツに置き換えました。
キットの戦闘室周囲の装甲板は一体のパーツでしたが、切除した結果右の側面に少し歪みが生じてしまっています。

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OVMはタミヤのものを使用し、クランプは最初エデュアルドを使用しましたが、後にアベールに交換しています。ヘッドライトはキューベルワーゲンのパーツ。
フェンダーは前後の端部分のみエッチングパーツに置き換えました。

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基本的な車体の構成はキットのままですので、細部のディテールを順に追加していくだけで組立はさほど問題がありません。
サクサクというわけにはいきませんが(笑)、余計な苦労もなく、進みます。
モデルカステンの履帯を組んで、足回りを仮組みし、ひととおりの組立の終了です。

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戦闘室前面には予備履帯をフックからワイアを介して取り付けてアクセントにしてみました。
K-59のパーツはレジンにありがちな組立の難儀さはパーツが繊細すぎて破損の可能性を含んでいる点を除けば精度の高さに助けられて、ほとんどありません。

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塗装

雑誌掲載作例や実車写真、塗装図などを見ながらどのような塗装にするか検討してみました。
これ、という塗装のイメージがなかなか湧いてきませんで、どうしてもグレイかサンド系の単色塗装のイメージが強かったのですネ、塗装のテストを繰り返しながらイメージを決定していく作業を行っています。

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ある程度の感覚をテストするために不要キットで実地の塗装を試してみました。
下の写真はその様子など、グレイベースに緑とサンドの迷彩、ベース色を入れ替えたパターンなど、比較的小さな車両の割に塗装面がありますので、似たような車体で明度などをチェックしています。

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ですが、なかなかこれという感じに決定できませんで(笑)、様々なパターンでテストをしてみます。

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一方、本番に備えてマーダーIIDの方はレジン用のサフとプラ用のサフを使い、下地塗装を行っておきます。
カステンの履帯もベース色を吹いておきます。

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一応塗装の方針を決定した段階で陰吹きを行います。

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塗料はハンブロールエナメルを使用することにしました。
製作した2008年当時はまだアクリル+ラッカー溶剤(ガイアモデレイト)の組み合わせはほとんど行っておらず、塗料はイメージする色によって都度都度でいろいろなものを(苦手なMr.カラー以外…ですが)試していました。
調色の度合いは詳細を残してありませんが、まず、ベースのサンド色を吹きました。
(グレイベースはイメージに合いませんで、見送り、ただ、このときの塗装テストがのちにL4500Aの迷彩に活かされることになっています、結果的に…笑)

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結局サンドベースの緑の迷彩と決定しました。
で、緑のボケ足をとりながら蛇行迷彩としています。
緑は確か明度を変えて2度ほど吹いた記憶です。

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クリアを吹き、マーキングはデカールを使用し、でっち上げています。

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ウォッシュは軽く行い、油彩でフィルター塗装風に表情をつけました。

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チッピングは溶きパステルと油彩を併用しています。
油彩を使用した部分には雨だれと錆びの流れ出た風合いを足してみました。

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ひととおりの仕上げ塗装作業が終了した様子です。

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細部をご覧ください。

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完成

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